カーポート

カーポートは屋根と柱でできている車庫

カーポートとは、屋根と柱のみでできている車庫です。自宅における愛車の駐車スペースと思っても良いでしょう。まずはそんなカーポートの役割、ガレージとの違いについて説明します。

日差しや雨風から車を守る役割

カーポートの役割は、夏の強い日差しや雨風から愛車を守ることです。

仮にカーポートがないと、夏場は車内温度が急上昇します。エンジン停止後5分で温度はすでに5℃上がり、15分後には危険レベルに達します。

そんな車内にスマホを置き忘れてしまうと、高温注意の警告が表示されるほどです。乗り込む際にも危険な暑さになるでしょう。

ガレージとの違い

カーポートと混同されることがある、ガレージとの違いを説明します。

先ほど説明しましたとおり、カーポートは屋根と柱のみの簡単なつくりの車庫です。
それに比べ、ガレージは壁で覆われています。カーポートに比べると壁で遮られるために、人の乗り入れや荷物の出し入れが行いにくいでしょう。

 

カーポートの選び方

置ける台数で選ぶ

所有している車の数でカーポートを選ぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。

たとえば親子で1台ずつ車を所有しているので2台用が良い、3世代同居で3台あるので3台用など、その家族状況により、カーポートのサイズを選ぶことが可能です。自宅用ですと、1～2台用が多いでしょうが、3台置ける2本柱タイプなどもあります。

また、お客様用に4台置ける広いタイプを選択するのもよいでしょう。

種類で選ぶ

カーポートは、メーカーによって、さまざまな種類があります。用途に合わせて種類を考えて選ぶのも良いのではないでしょうか。

たとえば、雪の多い地方にお住みの方でしたら、雪に強い、耐積雪強度の数値が高いカーポートがおすすめです。また、風が強い、台風が多い地方でしたら、耐風圧強度のあるカーポートを選ぶこともできます。

値段で選ぶ

値段で選ぶという方もいらっしゃるのではないでしょうか。カーポートは種類によって、値段が異なります。

たいていのカーポートは、工事セットのお値段になります。そして、サイズや形状、屋根材、メーカーによってもお値段は異なるでしょう。予め、インターネットなどで、どのくらいの値段でどんなカーポートを購入できるか調べておくと実際に購入する際の参考になります。大体の予算を考えて、工事会社に相談してみると良いでしょう。

 

カーポートを選ぶ際の注意点

カーポートを選ぶ際の注意点をご紹介します。適切な設置場所、柱の素材、また工事を頼む会社についても熟慮が必要です。
こういったポイントについて説明します。

適切な設置場所を考える

カーポートの適切な設置場所を考えることは大事です。

たとえば、住居やエクステリアとの距離です。
ここに気を配って設置しないと、天気の急変や天災のためにカーポートが壊れ、住居などを傷つけてしまうケースが考えられます。

台風や竜巻といった強風、地震の場合が想定されるでしょう。

また、カーポート付近に樹木があるかどうかも気に留めておきましょう。なぜなら、何かの拍子に樹木が折れてしまったり、急激な成長でカーポートの屋根を破損させたりということが考えられます。カーポートは、樹木の近くに設置しない方が賢明です。

柱の素材はよく考えて選ぶ

カーポートの柱の素材についてもよく考えて選びましょう。

柱の素材はアルミやスチールの場合もありますし、自作ですと木材の場合もあります。アルミは丈夫で錆びず、軽量な素材なのでおすすめですが、スチールに比べてお値段が高めです。一方、スチールの場合は、低価格で強度もある点はおすすめですが、錆びやすいというデメリットがあります。また、自作のカーポートによく使われる木材は、強度の面ではおすすめできません。そのうえ、雨風で腐ってしまうことも考えられます。

工事は信頼できる会社で

カーポートを設置する際は信頼できる工事会社に頼みましょう。

工事会社選びで失敗してしまうと、適切なアドバイスが受けられず、余り気に入らないような色合いになってしまったり、設置場所が適切でなかったりなどのトラブルに見舞われる可能性もあります。

 

まとめ

カーポートは、愛車を暑さや雨風などから守る役割を果たします。

もしも、自宅にカーポートを備えたい場合は、置ける台数、種類、設置場所、お値段などを考えてより良いものを選びましょう。その際は、信頼できる工事会社を選ぶことも大事です。

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