ブロック

化粧ブロックとは

ブロック塀で使用される一般的なブロックに関しては、多くの方が理解されていることでしょう。セメントを固めて作ったトレもシンプルなブロックのことです。そのブロックで作られた塀は耐久性など申し分なく、コストも低いので長年使用されてきました。しかし、デザイン性の高い塀を作る場合には、かえってコストが高くなってしまうでしょう。そこで登場するのが『化粧ブロック』です。

化粧ブロックというのは、見た目がおしゃれにデザインされているブロックのことです。塀で使用するブロックのデザインでは模様やカラーリングが挙げられますが、あらかじめ骨材などを使用して表面にカラーリングがされていたり、模様が付けられたりした状態のもののことを指します。そのまま使用することが可能ですので、イメージする塀にマッチしていればコストを抑えることが可能となるのです。通常のブロックを使用する場合ですと、塗装や模様をブロック一つひとつに対して施さなければなりませんので、化粧ブロックがいかに便利な存在かお分かりいただけるのではないでしょうか。

各メーカーが汎用的なものをはじめ、それぞれ独自のパターンを販売しているので非常にバリエーションが豊富です。その中からチョイスするだけでいいというのは手軽ですし、デザイン性も高まることでしょう。

 

化粧ブロックの種類とメリット・デメリット

化粧ブロックにも種類があり、それぞれ一長一短があります。代表的な種類とメリットとデメリットは以下のとおりです。

リブ系

まずは化粧ブロックの中でも最も一般的な種類である『リブ系』のメリットとデメリットです。メリットですが、低コストであるということとそれでいてデザイン性が高いという点が挙げられます。施工時に縦目地を入れるという作業が不要であるという点も現場目線では大きなメリットと言えるでしょう。ただし、各メーカーによって大きさが若干異なっており、メーカーをまたいで使用する場合には施工が大変であるという点がデメリットとなります。

キレイ系

リブ系は表面の仕上げが割り肌ですが、キレイ系はその名の通りきれいな仕上がり状態になっているタイプの化粧ブロックとなります。玄関周りなどにそのまま使用することによってきれいな雰囲気で仕上げることが可能という点がメリットです。デメリットとしては、キレイ系に仕上げたい箇所は限定されるため、デザイン的にどこでも合うようなものではないという部分が挙げられます。

その他

その他の種類として、ブロックに対して自然石やタイルが貼り付けられているタイプの化粧ブロックがあります。ブロックだけでは表現できないデザインばかりですので、高いデザイン性であることと現場で貼り付ける作業が不要という点がメリットとなります。ただし、他の化粧ブロックに比べるとコストが高い傾向にあるでしょう。

 

目的に合わせて選択しましょう

ブロックを選択する際ですが、どのような目的で使用するのかがとても重要な判断基準となります。まず考えられるのは、費用重視なのかデザイン重視なのかという部分です。費用を重視するのであれば基本的には化粧ブロックではなく通常のブロックを選択するべきでしょう。しかし、デザイン重視であれば化粧ブロックの中からチョイスすることになります。また、それ以外にも強度など性能を重視するという方もいらっしゃるのではないでしょうか。その場合にはまた選択肢が変わってきます。

たとえば花壇で使用するブロックを選ぶとなった場合に、強度や費用を重視するのであれば断然通常のブロックがいいでしょう。さらにデザインにもこだわりたいという場合には、化粧ブロックというように、目的に合わせて選択する必要があります。

多くの方がデザインも大切に考えていらっしゃるので、すべての箇所に対して化粧ブロックを選択することも少なくありません。しかし、ブロックにも何らかの性能に特化した種類のものが存在していますので、場合によっては化粧ブロックではなく、適した性能を持つブロックにしなければならないケースもあるのです。

 

DIYも可能だが危険

ブロックを使った塀や花壇などはDIYでも可能です。近年ではDIYの人気がかなり高まっていますので、ご自身の手によって作り上げたいと思われる方も少なくないでしょう。しかし、DIYは低コストで楽しむことが出来る反面、危険が伴うことも忘れてはなりません。

決まった高さと範囲でブロックを組み上げていくだけに思えますが、作業自体はそうかんたんではないからです。ズレなくきれいに仕上げるとなると、慎重かつ正確に作業を行う必要があるため、素人のスキルでは対応ができない可能性も考えられます。また、高く積み上げる必要がある塀などですと、作っている最中にバランスが崩れて倒れてしまうこともあるでしょう。その際にブロックに巻き込まれてしまえば命を落としてしまうこともあります。

大規模な工事は業者に依頼するのがおすすめ

また、見事完成したとしても、納得の行くクオロティになるかどうかはわからないところです。業者の方に依頼して仕上げていただいたほうが確実ですしクオリティにも期待ができるのではないでしょうか。敷地内のごく一部など、限定された部分だけであればDIYでも問題はないかもしれません。

 

まとめ

ブロック塀は目的に合わせて選択することで最大の効果を発揮します。化粧ブロックを使用することによって機能面だけでなく見た目も理想通りにすることが可能です。DIYも可能ではあるものの、危険が伴うため業者に依頼するのがベストです。

「株式会社ADVANCE」では、エクステリア工事を得意としておりますので、抜群の対応力によってブロック塀の工事をいたします。まずはお気軽にご相談ください。